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今や屋根材の定番!スレート瓦とは

  • 今や屋根材の定番!スレート瓦とは

家屋の屋根材といえば昔は瓦が主流でしたが、現在では洋風の家の増加に伴って「スレート瓦」という新しい素材の屋根が普及しています。スレート瓦は粘土の瓦に比べて軽量で、工費を削減できることが最大の魅力ですが、性能を維持するには定期的なメンテナンスが欠かせません。

これから屋根を葺き替える予定の方の中にも、日本瓦からスレート瓦に替えたいと考えている方は多くいらっしゃるでしょう。こちらでは、スレート瓦の特徴をはじめ、葺き替えにかかる費用などを詳しくご紹介します。

 

スレート瓦とは

スレート瓦とは、セメントと繊維材料を高温高圧下で成型し、その上から塗装を施した人工的な屋根材です。もともとは主原料として天然繊維の石綿(アスベスト)が使われていましたが、現在では環境への配慮から人工繊維や石綿以外の天然繊維をベースにしたものが多く普及しています。

スレート瓦は5mm前後と、スマートフォンと同じくらいの厚みしかありません。重量も一般的な粘土瓦の約半分で、加工や施工をしやすいのが最大の特徴です。また、カラーバリエーションが豊富なので、和風・洋風どちらの家にも違和感なく馴染みます。ただ、スレート瓦は雪下ろしができないため、北海道や東北地方など豪雪地帯には適しません。

 

スレート瓦の種類と特徴

スレート瓦というと一般的には平型の化粧スレートを指しますが、商品の種類が非常に豊富なので、ご自宅にどのスレート瓦を採用するかは施工業者と相談してから決めましょう。平型のスレート瓦ならすっきりとシンプルな外観に、波型や特殊な形状の瓦ならデザインへのこだわりも追求できます。工事にかかる費用を抑えて屋根をきれいに葺き替えたいなら、やはりスレート瓦がおすすめです。

 

カラーベスト(化粧スレート)

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カラーベストは横一文字に葺けるシンプルさが魅力で、どんなスタイルの家屋にもマッチします。ブラックやグレーだけでなく、茶系、青系、緑系とカラーバリエーションも豊富なので、完成イメージに合わせて色を選べます。屋根の葺き替えにかかる費用は12,500円~(1㎡あたり)と、日本瓦の15,500円~(1㎡あたり)より少額に抑えられます。

現在国内で化粧スレートを生産しているのは1社のみで、そこで生産された化粧スレートの総称が「カラーベスト」です。業者によっては化粧スレートを「コロニアル」と呼ぶこともありますが、これは「カラーベスト」シリーズの看板商品が長年「コロニアル」であったことに由来します。

 

エアルーフ

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エアルーフは、波を打った形状が特徴で洋風の家によく合います。見た目はおしゃれですが、衝撃性能は非常に強靭で、建物への重量負担を減らすことができます。葺き替えの予算は13,500円~(1㎡あたり)です。

 

ルーガ(雅・鉄平)

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日本最大手の屋根瓦メーカーが生産する屋根材です。見た目や厚みは粘土瓦のようですが、重さは粘土瓦の約半分で、重厚感と扱いやすさを兼ね備えています。屋根の葺き替えには14,500円~(1㎡あたり)の費用がかかります。

 

日本瓦と違って定期的なメンテナンスが必要

スレート瓦は軽さと安価さに加えて、重い日本瓦と比べて耐震性が高いことも魅力ですが、塗膜の劣化や化粧セメントの劣化によって粉化すると、吸水率が上昇して膨張しやすくなります。膨張、収縮を繰り返したスレート瓦は、瓦自体が反ったり塗膜がはがれたりして雨漏りを引き起こしやすくなるので、定期的に状態をチェックしてダメージが拡大するのを防ぎましょう。

スレート瓦の耐用年数は10~20年と考えられていますが、気象状況によっては劣化が早まることもあります。また、適度に塗装を施して劣化を防げば、30年、40年と使い続けることも不可能ではありません。屋根の土台である野地板にダメージが及ぶと工事が大掛かりになるので、反りやヒビを確認したら直ちに修理を依頼することが大切です。

東大阪瓦産業では、カラーベストなどの新生屋根材を用いた屋根の葺き替えをうけたまわっています。兵庫・大阪・奈良で屋根の葺き替えを検討されている方は、ぜひ当社にご相談ください。

 

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監修者情報

監修者情報

渡士 兆文(わたし よしふみ) 東大阪瓦産業株式会社 代表取締役

雨漏り修理・雨桶工事・屋根工事業者として、東大阪市を中心におよそ12万件にのぼる施工実績を持つ「東大阪瓦産業株式会社」代表取締役。一般社団法人 全国日本瓦工事連盟に加盟し、「瓦屋根工事技士」「瓦屋根診断技士」の資格を持つ経験豊富な職人と共に、質の高い技術ときめこまやかなサービスを提供。昭和47年創業以来、屋根メンテナンスのプロフェッショナル集団として地域への貢献に努めてきた。
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