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平板瓦(F型瓦)とは?代表的な4種の特徴

  • 平板瓦(F型瓦)とは?代表的な4種の特徴

屋根材として使われる瓦と聞くと、「和型瓦」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし実際には和型瓦以外にも、瓦にはさまざまな種類があります。今回はそのなかから「平板瓦(F型瓦)」をピックアップし、メリット・デメリットや代表的な種類についてご紹介します。

平板瓦とは?

平板瓦とは、四角形をした洋風式の瓦です。従来の瓦と違い、凸凹のある波形をなくした平らなデザインとなっており、そのフラット(FLAT)な形から「F形瓦」とも呼ばれています。日本では、洋風の住宅で採用されるケースが多く見られます。

平板瓦と混同される言葉として、よく挙げられるのが「平瓦」です。文字にすると「板」の字が入っているかどうかの違いしかありませんが、実際にはまったく特徴が異なります。平瓦は鎌倉時代から使われている歴史の古い屋根材であり、神社やお寺など伝統的な建築物の屋根に使用されている瓦です。洋風建築に使われる平板瓦とは、正反対の存在といえるでしょう。

平板瓦の代表的な4種

さまざまなメーカーから販売されている平板瓦には、大きく分けて4つの種類があります。それぞれ特徴が異なるため、ここでは各種類について詳しくご説明していきましょう。

スタンダードな平板瓦

伝統的な和の雰囲気を漂わせつつ、しっかり現代風にリニューアルしている瓦です。形状が非常にスタンダードなため、どんな家の屋根にもマッチするのが魅力。飾り気のないデザインが、かえって高級感を演出するのに一役買っています。

防災型平板瓦

特殊な防災用のフック・キーパーを必要としないタイプの瓦です。上の瓦の防災ラッチを、下の瓦の防災ラッチに噛み込ませる形で施工していきます。「防災型」という名称がつけられているだけあり、耐震性はもちろん耐風性・耐雨性に優れているのが大きな強みです。

緩勾配型平板瓦

スタンダードなタイプに比べて、傾斜の緩やかさが特徴的な瓦です。注目点は、雨水を上手に排水していける作りとなっているところ。防水性・安定性が高く、雨漏りなどのリスク軽減が期待できます。

ほとんどフラットな平板瓦

他の種類と比べてほぼ完全なフラット形状となっており、「平板瓦」という名前にもっとも近しい種類の瓦です。このフラットさから、瓦一体型ソーラーパネルとの葺き合わせが可能になっているのが大きなポイント。ソーラーパネルがそのまま屋根に載る形となり、ハイセンスなデザインとなるのが持ち味です。

平板瓦へ葺き替える場合の費用

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屋根工事によって平板瓦への葺き替えを検討するとき、費用が気になる方は多いでしょう。基本的に、平板瓦への屋根葺き替えはカラーベストより高く、ROOGA(ルーガ)より安くなることが一般的です。

ただし以下のような条件次第で、費用は大きく異なります。

・屋根の勾配
・屋根面積
・屋根の面数
・屋根の高さ

屋根の面積が大きかったり勾配が急だったりすると、工期が長くなるために費用が高額になります。業者に依頼をする際は、自分の家の屋根がどのようなタイプか、しっかり把握しておきましょう。

きれいな見た目と軽さを重視するなら「平板瓦」

平板瓦は、陶器瓦ならではの色彩の良さや耐久性を備えている瓦です。総合的に見ても、他の瓦に比べてバランスに優れたタイプといえるでしょう。

平板瓦での葺き替えを検討中なら、東大阪市で創業40年の屋根業者・東大阪瓦産業にご相談ください。東大阪瓦産業は、平板瓦を使った工事にも多くの施工実績があります。和風・洋風問わずマッチする平板瓦で、お客様の「こんな家にしたい」というご要望を実現いたします。まずはお気軽にご相談ください。

監修者情報

監修者情報

渡士 兆文(わたし よしふみ) 東大阪瓦産業株式会社 代表取締役

雨漏り修理・雨桶工事・屋根工事業者として、東大阪市を中心におよそ12万件にのぼる施工実績を持つ「東大阪瓦産業株式会社」代表取締役。一般社団法人 全国日本瓦工事連盟に加盟し、「瓦屋根工事技士」「瓦屋根診断技士」の資格を持つ経験豊富な職人と共に、質の高い技術ときめこまやかなサービスを提供。昭和47年創業以来、屋根メンテナンスのプロフェッショナル集団として地域への貢献に努めてきた。
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