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家へのダメージを最小限にする雨漏りの応急処置とは

  • 家へのダメージを最小限にする雨漏りの応急処置とは

住宅の老朽化や地震や台風による屋根材のずれが原因で発生する雨漏り。生活に大きな支障が出ないからといって放置してしまうと、雨水が他の箇所にも浸透し大規模な修繕が必要になることがあります。雨漏りに気づいたら、すぐに屋根修理業者に原因解明と修理を依頼したうえで、自らも被害を最小限に留めるための応急処置を施しましょう。

雨漏りは対処が遅れるほどダメージが大きくなる

屋根は上から屋根材(瓦やスレートなど)、防水シート、野地板という構造をしています。通常は屋根材の隙間から雨水が浸入しても防水シートが雨水を受け止め、雨水を屋外に排出してくれますが、防水シートに経年劣化や著しい破損があると、雨水が野地板に浸みてしまいます。

雨水が野地板を通過し、天井板に達した時点で雨漏りの程度はすでに深刻ですが、このまま放っておくと屋根以外に、外壁や躯体まで修理が必要になることも。対処が遅れるほど、家や家財へのダメージが大きくなるので、雨漏りに気づいたらできる限りの応急処理を施すことが大切です。

災害の際は工事まで期間が空いてしまうことも

平成30年に関西地方を襲った台風では、瓦の落下や軽い屋根材の飛散などの被害がありました。屋根工事の需要があまりに多かったため、業者に修理を依頼しても、工事に至るまでに期間が空いてしまうケースも少なくありませんでした。災害がきっかけで起こる雨漏りから家を守るためには応急処置の方法を知っておくことが大切です。

雨漏りの応急処置

  • 家へのダメージを最小限にする雨漏りの応急処置とは

屋根瓦が飛んでしまったり、ずれたりした場合はブルーシートをかけて応急処置をするのが一般的です。しかし、高所作業は非常に危険なうえ、屋根の構造に疎い人が屋根に上がると別の屋根材を壊してしまい、修理の範囲が広がってしまうことにもなりかねません。屋根の上に登って行う作業は専門家に任せて、家の中でできる応急処置に徹しましょう。

屋根裏にバケツ等を置く

天井からの雨漏りには、屋根裏に水受けのバケツを設置する処置が有効です。
家には天井裏につながる点検口が天井のどこか(押し入れの中の天井など)にあります。屋根裏では濡れている箇所を雑巾でふいたあと、ビニールシートを敷き、その上にバケツ等を置いて水を受け止めましょう。大きめの衣装ケースなどを置いておくと、しばらく水を捨てる必要がないので便利です。天井裏も体重かける場所を誤ると天井板ごと抜け落ちることがあるので、無理をしないようにしましょう。

天井から垂れるしずくを受ける

天井裏に入れない場合は、バケツで天井から垂れるしずくを受け止めるだけでも床や家財の被害を最小限に留められます。水が溜まってくると、しずくがはねて周りに飛び散るのでバケツの下にはレジャーシートを敷いておきましょう。ビニール袋を押しピンなどで天井に固定し、一番下になる部分に穴を開けて、バケツに誘導させる方法も有効です。

窓やサッシからの雨漏り

窓やサッシなどからの雨漏りを放置すると、水がカーテンを濡らし、カーテンに染み込んだ水がカビの原因になることがあります。この場合はカーテンをとりはずして雑巾でこまめに水分を拭き取ることで、被害を拡大させないようにしましょう。

雨漏りに気づいたらすぐに対処を

バケツで雨水を受け止める、タオルで濡れた箇所を拭き取るだけでは雨漏りの根本的な解決になりませんが、雨水が濡らす場所を少なくすることが、後々の復旧工事費用を抑えることにつながります。雨漏りを見つけたら放置せず、業者に修理を依頼したうえで、できる限りの応急処置をしましょう。

屋根工事・雨漏り修理では、屋根の現状や雨漏りの状況、原因をしっかり見極めて、適切な工事を行うこと重要です。大阪、奈良、兵庫の雨漏り修理は、12万件以上の施工実績を持つ東大阪瓦産業にお任せください。瓦屋根診断技士による無料雨漏り診断も承っております。まずはお気軽にお問い合わせください。

監修者情報

監修者情報

渡士 兆文(わたし よしふみ) 東大阪瓦産業株式会社 代表取締役

雨漏り修理・雨桶工事・屋根工事業者として、東大阪市を中心におよそ12万件にのぼる施工実績を持つ「東大阪瓦産業株式会社」代表取締役。一般社団法人 全国日本瓦工事連盟に加盟し、「瓦屋根工事技士」「瓦屋根診断技士」の資格を持つ経験豊富な職人と共に、質の高い技術ときめこまやかなサービスを提供。昭和47年創業以来、屋根メンテナンスのプロフェッショナル集団として地域への貢献に努めてきた。
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